ABBEY ROAD
1969年、10thアルバム、"ABBEY・ROAD"。BEATLESで一番の名作と名高い作品。
名作らしくBEATLESのかなりの力作になっています。このアルバムはプログレシッブの
音になった作品となりました。"SGT.PEEPER'S~"で始めてプログレシッブの原形を作
り、この"ABBEY・ROAD"で完成させてしまいました。
アイドル、ポップスからロック、プログレとBEATLESが全てを終えてしまったと言われる
所以です。このアルバムを聴くと確かにBEATLESで全て終わってしまっています。ロック
の基礎を作ったのかもしれませんが、ロックだけでなくアイドルなどの曲の基礎も作りま
した。ロックミュージシャンがアイドルの歌を作ったりということは少なくありません。
このアルバムはBEATLES史上最高の作品と言われます。やはりBEATLESの中では
かなり作ってきています。一言では言えませんがこのアルバムの後半など全部つなが
って、転換ごとに曲のタイトルがついています。その構成が二つにわたって出てきます。
この作り方はプログレシッブ(プログレ)の作り方そのものです。
BEATLESは転換ごとにタイトルをつけてきましたが今のプログレは何回も転換させ、
何個もあるメロディをまとめてひとつの曲としてしています。BEATLESはその転換ごとに
1曲としました。時代は変わり、さらに進化しました。この"ABBEY・ROAD"は一般に言わ
れるプログレという難解な音楽です。さらに今は難解な音楽はもっと進化を遂げました。
曲 ABBEY ROAD
1.COME TOGETHER
ロックファンの中では有名な曲。この曲はみんなの感想はいろいろとあると思います。 本格的なロックです。良い曲です。
2.SOMETHING
わりとゆっくりとしたところから入り、転換する曲。説明の難しい曲です。 聴きやすいと思うのですがにしては暗いかもしれません。
3.MAXWELL'S SILVER HAMMER
明るいかわいい曲。ゆっくりとしたテンポです。
4.OH! DALING
暗い曲だと思いますが、けっこう有名な曲です。かなり音楽の芸術性の高い曲です。
5.OCTOPUS'S GARDEN
リンゴスター作曲。メンバーに「たまには作れよ」と言われてリンゴスターが作った曲。泡の音をジョンが担当してます。 良い曲です。
6.I WANT YOU (She's So heavy)
やっぱり暗い曲としか言いようがないのですが、これも本格的なロックです。もうボーカル主体の 曲ではありません。日本ではこんな曲を作って成功をしたミュージシャンがいませんと言っても 過言でもない程です。日本ではこんな曲を作っても売れません。洋楽ではわりとたくさん作られてきました。 MR.CHILDERENが一時期こんなのを作ると日本人、みんなは「一体どうしたの?」と評価してしまいました。 そのMR.CHILDRENの作品もこの曲には全く及ばなかったです。(「深海」)
7.HERE COMES THE SUN
ジョージの曲で有名な明るい、シンプルなメロディの曲。凄くシンプル な曲なのに凄く良い曲です。良い曲です。
8.BECAUSE
ギターインストのような曲。この頃はギターインストと言う言葉すらな かったと思います。BEATLESは音楽の基礎を作りました。
9.YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY
わりと暗いです。転換して明るくなります。メロディは凄く良いです。転換を繰り返す難しい曲。難解な曲と呼ばれる物。
10.SUN KING
暗いイントロから始まりますが何かを期待させるような曲。しかしずっと 同じようなメロディが続き、そのまま次の曲へ行って転換します。
11.MEAN MR MUSTARD
前の曲を引き継いでこの曲で転換します。凄く明るくなります。さらに 次の曲に引き続きます。
12.POLYTHENE PAM
前の曲を引き継いで、この曲に変わり転換してかなり激しくなります。さらにこのまま、次の曲へ引き継ぎます。
13.SHE CAME IN THROUGH THE BATHROOM WINDOW
前の曲を引き継いで、ちょっと落ち着くのですが、前の激しい音から少し落ち着いた感じでこの曲もけっこう激しいです。
14.GOLDEN SLUMBERS
前のづっと続き続けた曲たちが終り、静かなピアノから始まる曲になりますが バラードの感情を上げて、出して行く曲です。次の曲へ引き継ぎます。
15.CARRY THAT WEIGHT
ピアノバラードのような曲から引き継がれたギターロックのようになった曲。さらに次の曲へ引継ぎます。
16.THE END
前の曲を引継ぎハードロックになってかなり激しいです。また次の曲へ引き継ぎます。
17.HER MAJESTY
前のかなり激しい曲から引き継がれ、一気に静かになります。終りを告げるようなメロディが転換し、 終わります。その後アコースティックギターのアルペジオの速い曲になりすぐに終ります。