REVOLVER The Beatles

REVOLVER

 1966年、7thアルバム、"REVOLVER"。この時くらいからBEATLESは悩み出します。 有名な話しですがBEATLESが売れた結果、凄いたくさんファンが増えました。そんな時 ライヴをする会場ではファンの声が大きすぎて自分たちの演奏の音を超える声で会場を 騒がしくする。ファン達は自分たちの音楽を聴いてないじゃないかと。

 それで悩み出したBEATLESのメンバーはドラッグを始めてしまう。そのドラッグをやっ ている時に出来た作品がこの"REVOLVER"でした。だからこのアルバムには暗い曲が 多い。その時のBEATLESの状況が非常に顕著に出ている作品です。その曲たちが悪 いかというと全然悪くないのです。むしろ影が表現され凄く良い作品も生まれました。

 "I'M・ONLY・SLEEPING"はそんな状況が出た曲でないでしょうか。この曲のメロディは とても暗く、タイトルからも脱力感のようなものを感じます。しかしこの曲はメロディをとて も作られていて聴いていると病みつきになる曲です。"TOMORROW・NEVER・KNOWS" などもとても暗い作品ですがとても素晴らしい出来になっています。

 かと思うと、とても美しい曲なども作られていて、光と闇の交錯する作品でもあります。 BEATLESが世界的にヒットしてロックスター、トップスターにはなりましたがBEATLESが 悩み、苦しむ時期になったことが凄くわかる作品です。この時からBEATLESはさらに音 楽に向き合う時期に入り、BEATLES後期をむかえます。



曲 REVOLVER



1.TAXMAN

ジョージが税金を払いすぎて、怒って作った曲。その後この曲があの ミュージシャンの、あの映画で使われた名曲を生むことになります。

2.ELEANOR RIGBY

この曲はやっぱり病んでる症状が出てる曲のように思います。 その緊張感のある感じが凄い良いです。

3.I'M ONLY SLEEPING

完全にうつ病になってしまったかようなかなり無力感、脱力感を感じる 曲。引きこもりたくなる感じが凄く良いです。好きな曲です。

4.LOVE YOU TO

ジョージが作ったジョージらしいインドの音楽を取り入れたダンスフルなグルーブ感のある曲。

5.HERE, THERE AND EVEYWHERE

凄い名曲です。聴いたことがあると思います。良い曲です。

6.YELLOW SUBMARINE

BEATLESが病んだ中にもこの曲はちょっとゆったりとしたのどかな物を 感じます。BEATLESの中にもまだ、正気さが残っていたようにも感じる曲。

7.SHE SAID SHE SAID

ギターがかっこいい曲です。ファルセットヴォイスの入った病んだ中にも明るさを感じる曲。

8.GOOD DAY SUNSHINE

ここで普通らしい凄い良い曲をポールが何でもないように歌っています。 これまでのBEATLESらしいブルージーなかっこ良く、メロディアスな曲。

9.AND YOUR BIRD CAN SING

演奏が難しそうなギターソロから始まる曲。ギターは、歌ってると思います。 ベースもかっこいいベースの音を出してます。明るい曲。

10.FOR NO ONE

ゆっくりとした速さの静かな穏やかな曲

11.DOCTOR ROBERT

リズムの良い明るい曲。

12.I WANT TO TELL YOU

なんかズレた感じから始まる曲。病んだBEATLESが明るい曲を作ると こんな感じになるとこんな感じになるんだと思う曲。

13.GOT TO GET YOU INTO MY LIFE

凄い明るい曲。希望に満ちたようなメロディ。後期にはこんな曲が増えてきます。

14.TOMORROW NEVER KNOWS

このアルバムではこんな音楽が象徴的だと思うのですが。明るく、ノリ も良いと思いますが、どこか病んだ感じの曲。でも凄い曲です。