WAKE UP! BOO RADLEYS

WAKE UP!

 1995年発表の3rdアルバム。このアルバムの収録曲、"WAKE・UP・BOO!"は日 本でもいろんなところで流れいてる曲。この曲を知っていればすぐにBOO・RADLEYS の曲だと気付く曲です。そして、このアルバムに収録されている曲はどれもとても、明る ポップで聴く人を元気づけてくれる曲ばかりです。

 このアルバムはマイナーコードの曲があるのだろうか、というくらい明るい曲ばかりでロ ックミュージシャン特有の暗さを感じません。そして、美しく、透き通ったような、高いボー カルの声は凄くうまい。このバンドの中で重要なパートであり、メンバーです。この甘い声 はたくさんの女性もおそらくとりこにすることに違いありません。

 そして、トランペットの音など、ゴリついたロックの音にはあまり使われない楽器を使わ れています。そんな楽器をこのアルバムでは見事に調和させ、明るい雰囲気をより一層 引き出させています。そしてメロディーアスでリズミカルなボーカルに乗せて、明るい感じ でそんな音が入ってきます。無駄な音のないギターが主張せず、引き立てます。

 このバンドのギターリストはおそらく本当は前に出たいはずなのですが、この作品では そんな感情を抑え、走り過ぎない感じでギターが表現されています。だからリズムに乗り ながらも合わせようと弾いていることが感じれます。メンバーが良い作品にしようとする のがわかる作品です。90年代の代表作品によく上げられる作品のひとつです。



曲 WAKE UP!



1.WAKE UP BOO!

この曲があっちこっちで流れている曲です。きれいなコーラスから始まる曲。朝はこの曲で起きたい。 良い曲です。

2.FAIRFAX SCENE

これもまた、静かなアコースティックギターのリズムギターから始まるきれいな曲。

3.IT'S LULU

暗いイントロの後に始まるはじけたよう音の曲。とても、テンポの良い曲です。 良い曲です。

4.JOEL

静かな感じの曲ですが、とても美しい曲です。静かだけど暗さはあんまり感じない曲。 転換のあとは激しい感じに変わります。そして、また転換、明るくなって、また、転換、激しくなって。

5.FIND THE ANSWER WITHIN

凄い明るい曲です。個人的にはとても好きな曲。メロディーが良くて力強い曲です。

6.REACHING OUT FROM HERE

リズムギターの気持ちの良い、どこかせつない感じがする曲。あんまり 無駄な音のない曲の作りなのでベースの音がかなり引き立っています。

7.MARTIN,DOOM!IT'S SEVEN O'CLOCK

始まりのトランペットが何か、起こるように感じをさせるのですが静かに曲が始まり、 きれいな歌が始まる。その後、盛り上がりを見せる曲。

8.STUCK ON AMBER

暗さを感じる音で始まり、その後すぐ、グルーブ感のある音が続く、そんな 音の中にサイケデリックなギターの音も鳴り出す。最後は爆音系の音 が流れる曲。こんなとてもコアな音をうまく聴きやすくしている曲です。

9.CHARLES BUKOWSKWI IS DEAD

これまで、カッコいい曲が続いたからかとてもかわいいメロディーの曲。 この曲の中には笑いながら歌ってる声も入っている、明るい曲です。

10.4AM CONVERSATION

ミュージカルのような不思議なイントロが始まり、オペラのような感じで曲が表現されている曲。

11.TWINSIDE

ひずんだ感じで始まり、その後はやっぱり明るいメロディーが続く曲。 そして、力強さを感じる曲。

12.WILDER

最後は締めくくりらしく、ピアノのしっとりとしたバラード。ピアノのこんな 感じの曲で、BOO・RADLEYSのボーカルはすばらしく合っていること を感じさせる曲。