KINGSIZE
1998年の5thアルバム。解散となった作品。正直、解散してほしくなかったバンド。
このバンドの有名な作品は"Wake・Up・Boo!"ですが完成度はこの"KINGSIZE"の方
が素晴らしいと思います。完成度はどんどん良くなっていくバンド、Boo・Radleys。しかし、
この作品で解散になってしましました。ファンとしてはもっと聴きたかった。
活動さえ、してくれれば生で聴くこともできるし、見なくなっても忘れた頃に雑誌に登場
したりすることはあるはず。しかし、解散してしまうと、もう見ることができない。しかも、
こんな感じのとりわけ有名じゃないバンドは完全に消えてしまうまで行ってしまう。つまり、
Boo・Radleysはおそらく、音楽をやり尽くしたのではないだろうかと思う。
それにしても解散してしまうのは惜しいバンドです。しかも、最後にこんなすばらしい作
品を残して辞めてしまうという。ファンとしてはもっと聴きたいというのが感情です。これ
までの作品でみせなかったデジタル音とオーケストラの音を入れ、この音をうまく編集し
て、曲と調和させ、音を殺さず際立たせ、Boo・Radleysの新しい世界を作りだした。
このバンドは出る時期がもう少し後だったらおそらく、もっと認知度が高くなっただろう
と思った。それは2000年代に流行り出すガレージロックよりもコアな音だからです。そ
して、天才とも言えるポップセンス溢れるメロディーは思わず歌いたくなるような曲ばかり
を創出してきたからだ。このバンドのすばらしい曲たちをもっと聴きたいと感じる。
曲 KINGSIZE
1.BLUE ROOM IN ARCHWAY
オーケストラとデジタルの音が共存するBoo・Radleysのオープニングの曲。 これまでのBoo・Radleysの音楽が凝縮されてる曲の始まりです。
2.THE OLD NEWSSTAND AT HAMILTON SQUARE
この曲からが凄い曲の並びになります。少し寂しげな曲ですが良い曲です。
3.FREE HUEY
デジタル音が際立った曲。Boo・Radleysの個性がありながらもかっこ良い曲です。
4.MONUMENTS FOR A DEAD CENTURY
これまでのアコースティックギターのリズムギターのストロークスとは 違った感じで作ってきた曲。フルートが入ったりしているロマンティック な感じの曲。
5.HEAVEN'S AT THE BOTTOM OF THIS GLASS
Boo・Radleysお得意のポップな曲です。さらにここから何曲かもっと> 凄い曲が並びます。ミディアムテンポの明るい曲です。
6.KINGSIZE
アルバムのタイトルにもなっている凄い曲です。壮大な感じの曲です。 これもたまに、TVで聴いたりする曲。凄い良い曲です。
7.HIGH AS MONKEYS
デジタル音が心地よさを感じさせ、アコースティックギターのやわらかい感じがさらに良い感じな曲です。 そして、管弦楽の音が高級な音楽を作っているかのようです。凄い良い曲です。
8.EUROSTAR
ドラムのテンポが良い、ゆっくりとした曲。ボーカルの力強い歌も特徴の曲。 凄い良い曲です。
9.ADIEU CLO CLO
始まりのイントロか良い感じの雰囲気が出てる曲。ピアニカのような音 とピアノが不思議な世界が出ている曲。そして、サビ部分の「ADIEU・ CLO・CLO」がとても歌いたくなる曲。凄い良い曲です。
10.JIMMY WEBB IS GOD
ゆっくりとしたテンポで、電子ピアノの音で始まる曲。そして、吹きもの系の音や、 オーケストラが入ってくる豪華な音の曲です。
11.SHE IS EVERYWHERE
前の曲に続いた感じで始まるこの曲。前の曲とは全く違いますが、ロックっぽい ちょっと暗い感じの曲です。
12.COMB YOUR HAIR
また、これまでにないような感じで、メルヘンチックな感じなイントロで始まるポップな曲。
13.SONG FROM THE BLUE ROOM
最後にもってきても良いような静かなバラードのピアノ曲。うまい歌とピアノがうまく調和しています。
14.THE FUTURE IS NOW
最後に不思議なエフェクトの入った電子ピアノの音?から始まり、不思議なエフェクトの 入ったギターの音が続く。ちょっとサイケデリックな感じもする。でも、昔のサイケデリックな感じとは あきらかに違う感じ。
15.PUT YOUR ARMS AROUND ME AND TELL ME
EVERYTHING'S GOING TO BE FINE
日本版だけのボーナストラック。凄くシンプルなブリットポップ。こんな曲をたくさん作ってくれてうれしかった。