screamadelica
1991年、3rdアルバム"screamadelica"。PRIMAL・SCREAMはこの時にこのアルバムを
発表した時大賞賛を受けます。「音楽を10年、前へ進めた」とか。それはこのアルバム
で発表したデジタル音を大きく取り入れ、これでまでにないサウンドを産み出しました。
このアルバム発表10年後にデジタル音楽へ移行する動きが始まりました。
PRIMAL・SCREAMは新しい音楽も産み出しましたがこの"screamdelica"での作曲とい
いますか、メロディなどの音自体も凄い良い曲ばかり作っています。それに加えデジタル
音楽が加わり凄い作品を創り出しました。新しい音楽をしただけではありません。アルバ
ムそのものもかなり優れた作品だったのです。
確かにこのアルバムを聴くと何回聴いてもずっと聴きたくなる飽きこない作品どころか
主食のように何回も聴きたくなってしまう素晴らしい作品です。聴くといつも音を一音、一
音吟味しながら聴き入ってしまいます。何回聴いても音が良いのです。それで「音職人」
と呼ばれるPRIMAL・SCREAMの音を堪能してしまうのです。
このアルバムの1曲、1曲はとりわけ優れた曲というのがないのですが、このアルバム
を全部聴きたくなってしまいます。特にプログレというわけでもありません。もちろんプロ
グレの要素はあると思いますがこの音楽が、アルバムが、プログレだと言うわけでもな
く、アルバム全体といして何回も聴きたくなるとても良い作品になっています。
曲 screamadelica
1.movin'on up
エモーショナルで軽快感のあるギターリフから始まり、その音に魅了され、その後にピアノが入ってきて一気に引き込まれてしまう。 その後徐々に盛り上がっていき、PRIMAL・SCREAM得意のドロック系のギターのソロが始まる。しかし、 凄い聴きやすい曲に仕上がっています。良い曲です。
2.slip inside this house
不思議な感覚の音。軽いフワフワとした音の曲。デジタルミュージック。凄いいろいろ音の入ってくる 最後まで新鮮な音の曲。キーボードソロがけっこう良い音を奏でています。良い曲です。
3.don't flight it, feel it
ちょっと冷たい感じの曲。リズムの塊のような電子音が流れ、次にギターなのかわからないような音が続きます。 デジタルロックは音がわけがわからなくなってきます。
4.higher than the sun
とても幻想的で壮大さの感じる音で始まり、ゆったりとした感じでゆっくりと曲が流れる。ゆっくりとダンスできそうな曲です。
5.inner flight
電子音が奏でる幻想的で美しい曲。良い曲です。
6.come together
PRIMAL・SCREAMの名曲です。優しい曲。良い曲です。
7.loaded
凄い明るいにぎやかな始まりで始まる曲。ベース音がずっとメインで続く珍しい曲
8.damaged
静かだけどきれいなバラード。ピアノとギターの単音がきれいさを奏でています。 これまでのデジタルとは違う凄いアナログな曲。最後は盛り上がります。 良い曲です。
9.i'm comin'down
静かなゆっくりとした曲。スカの音なども入ってくる曲。
10.higher than the sun
ダブサウンドというPRIMAL・SCREAM特有の音の曲。PRIMAL・SCREAMはその後、 このダブサウンドのアルバムをたくさん発表します。
11.shine like stars
かわいいメロディの曲。パイプオルガンがかわいく、美しい曲にしてます。 良い曲です。