give out don't give up
1994年、4thアルバム"give・out・but・don't・give・up"。このアルバムが発表されるとい
ろんな人が凄い批判を始めました。それは"screamadelica"が凄い新しい作品に対して
この"give・out・but・don't・give・up"が古い音楽をして、アルバムを作ったからだと言う。
しかし、このアルバムからPRIMAL・SCREAMを代表するたくさんの名曲も産まれました。
PRIMAL・SCREAMがその後も作品を出し続けてもなお名曲として語り継がれる曲で
ある"jailbird"や"rocks"などはこのアルバムから産まれました。確かに音楽はブルース、
ジャズ、ソウルなどの過去の音楽の音で構成されているので前作の"screamadelica"に<
比べるとかなり古いものを感じるのは確かです。
しかし、どのバンドもそんな古い音から作っている作品が多く、この作品がなぜ、そこま
で批判されたのかわからないくらいです。この作品は良質な曲をたくさん収録されていて
むしろPRIMAL・SCREAMを代表する名盤にすら思える作品です。ブルース、ジャズ、ソ
ウル、ロックなどルーツになる音楽を結集した良いアルバムだと思います。
PRIMAL・SCREAMの音楽にはこんなルーツ音楽がたくさん織り込まれていることのわ
かる作品です。個性はPRIMAL・SCREAMしか出せない作品に仕上がっていて、とても
悪い作品には思えないアルバムです。このアルバムでしか見せないPRIMAL・SCREAM
の極太のハードな音の爆音系と呼ばれる作品となりました。
曲 give out don't give up
1.jailbird
ドロック系の曲。わくわくするかっこいい曲。良い曲です。
2.rocks
PRIMAL・SCREAMの名曲。ドロック系のかっこ良すぎる曲。日本のT-BOLANと言う バンドがこの曲をパクってPRIMAL・SCREAMに訴えられました。良い曲です。
3.(i'm gonna) cry myself blind
イントロのギターがメロディアスで凄い良いバラードのような曲。良い曲です。
4.funky jam
ファンキーなインスト曲。かっこいいです。良い曲です。
5.big jet plane
印象的なギターのイントロで始まり、その後泣きの入ったボーカルが続く。良い曲です。
6.free
PRIMAL・SCREAMにずっと参加している黒人女性シンガー、デニス・ジョンソンの歌う曲。 泣きの入ったソウルフルな曲。ムードのあるサックスのイントロから始まるミディアムテンポの曲。
7.call on me
ドロックな音ですが、明るく楽しいメロディの曲。良い曲です。
8.struttin'
ドロックなインスト。かなりかっこいい曲。"Don't think Feel it!"
9.sad and blue
悲しく、ブルーな気分を表現した曲。
10.give out but don't give up
アルバムタイトルになってる曲のわりにはちょっとかわった感じの曲。黒人色の強いレげーのような曲。
11.i'll be there for you
ギターのアルペジオのイントロが良い曲。静かな曲。
12.everybody needs somebody
ボーナストラックらしき曲。わりと綺麗で静かな曲。アコースティックギターのストロークが 気持ち良い曲。良い曲です。