PABLOHONEY
1993年、RADIOHEADの1stアルバム、"PABLOHONEY"。ギター・ボーカルであ
るトム・E・ヨークは「このアルバムをちゃんとしたアルバムではない」と言っていた作品で
すが、この作品をその当時、聴いてた人は誰もそんなことを思っていなかったはず。そ>
んなことを思っていたどころか、RADIOHEADにこの音楽を望んだ人も多い。
基本的な楽器、ギター、ベース、ドラム、ボーカルだけで、新しい音楽をしたバンドの作
品です。つまりは音で新しいことをした作品、"PABLOHONEY"。エモーショナルという
言葉はこのバンドの出現からよく使われるようになったと記憶しています。このバンドに
よりエモというジャンルが生まれたと言っても過言ではありません。
トム・E・ヨークの才能がすばらしいから生まれた作品です。しかし、他のメンバーもす
ばらしくなければ、良い作品はできません。UK、NO1になるためには他のパートもテク
ニックとか、創造性が無ければなれないので、だから、他の人もすばらしい。80年代の>
テクニックの音楽と比べると劣りますが、もっとその後のバンドに比べるとうまい方です。
RADIOHEADはNIRVANAとよく比べられていました。このことを快くないと感じていた
トム・E・ヨーク。比べられたことはNIRVANAのカート・コバンがやっていた音楽と似てい
たからポストNIRVANAとはよく言われていていました。しかし、今は違う音楽とみんな思
っているはず。RADIOHEAD独自の音楽が完成されています。
曲 PABLOHONEY
1.YOU
この曲が始まるとこのアルバムを全部聴きたくなります。聴けば、聴くほどオープニングに オープニングに合ってる楽曲だと思います。とても感情的と言いたいのですが、RADIOHEADの曲の場合、 すべての曲が感情的です。
2.CREAP
RADIOHEADの名曲中の名曲。こんな曲をできるバンドは居ないです。 良い曲です。
3.HOW DO YOU?
トリプルギターが目立つ、パンク色の強い曲。
4.STOP WHISPERING
なんとも臨場感のある曲で暖かさを感じる曲。
5.THINK ABOUT YOU
どちらかと言うとアコーステッィク曲でアコースティックギター、1本の曲です。 「君への想い」はすばらしい曲です。良い曲です。
6.ANYONE CAN PLAY GUITAR
この曲は「ギターを持てば誰でもロックンローラーになれるわけじゃないぜ」という意味の曲だそうです。 意外とRADIOHEADの代表曲に上げられます。
7.RIPCORD
この曲もRADIOHEADの代表曲です。「努力しないと必要な時はおまえの落下傘は開かないぜ」という曲。 良い曲です。
8.VEGETABLE
このタイトルで「野菜野郎」という言葉を知りました。凄いゆったりとした感じ曲からはこんな詩とは感じさせない曲。
9.PROVE YOURSELF
ライブビデオでこの曲を見た時、トム・E・ヨークのギターさばきがうまいと感じたのを思い出します。
10.I CAN 'T
どうしてゴリっとしたバンドの音楽なのにこんな繊細で、ひ弱な表現ができるのか不思議に思っていた曲のひとつです。
11.LURGEE
ゆっくりとした気持ちの良いとても好きな曲。
12.BLOW OUT
ライブビデオで見るとかなりライブに合った曲です。
13.POP IS DEAD
タイトルのわりにはとてもポップな感じがするのですが・・・ トム・E・ヨークが感じていたイギリスの音楽事情も見えてくる1曲です。
14.IN MY HEAD
同じ音の繰り返しで暗く、本当なら好きな感じの曲ではないのですがなぜか「良い」と思う曲。 RADIOHEADはそんな曲が多いです。
15.MILLION DOLLER QUESTION
RADIOHEADらしい曲。1stアルバムの音はパンク色の強い曲が多いです。 パンクの最も大事な要素、精神的なパンクを十分に持っているバンドがRADIOHEADです。