THE BENDS  RADIOHEAD

THE BENDS

 1995年に発表された90年代の名盤中の名盤、“the・bends”。本当に凄い作品が できたという感じです。このアルバムの中にある全ての曲が良い曲です。おそらく、90 年代を代表するバンドで、その名盤がこの“the・bends”です。このアルバム意外には ないと思っています。

 1stアルバムの“PABLOHONEY”より完成度は高く、完璧と言った作品です。トム・ E・ヨークもREDIOHEADの作品はここからだと言っています。トム・E・ヨークは最初に 作った荒削りな“PABLOHONEY”では満足できなかったようです。この作品以降の作 品を聴くと、確かに“PABLOHONEY”は粗野な作品に思えてしまいます。

 1stアルバムではパンク色の強い音でしたが、このアルバムは聴きやすい中にも音の ひずんだ、ゆがんだ音。そして、暗さを感じるを感じる音楽になっています。このアルバ ムに収録されている曲には人の琴線に触れる曲が必ずあり、いろんな人にこのアルバ ムの中から好きな曲を選んでもらうと全ての曲が選ばれるはず。

 優れた曲しか収録されていなく、この頃のトム・E・ヨークの凄いエネルギーを感じる作 品です。そんな時に出来た作品だからこそ、すばらしい作品が生まれたのでしょう。ト ム・E・ヨークは才能がとてもあり、凄い情熱を持って音楽活動を行ってきたことが伝わ ってくる作品です。もしかしたら偶然できた作品なのかもしれません。

 とは言え、トム・E・ヨークの才能は底知れぬ才能。世に出るべくして出てきたバンドで す。だからこそ、このアルバムができたのです。この先何百年と経っても名盤に選ばれ るはずの名盤、“the・bends”です。

曲 THE BENDS



1.planet telex

なんの音だろう今いちよくわからない音、電子ピアノだろうか、ギター単 純なリズムから始まる音の曲。力強さの中にもだろうか、繊細さのある 曲。いきなり表現力が凄すぎる曲。よくここまで音をつくれたと驚かされる曲。 この曲を好きという人もけっこう多いはず。

2.the bnds

野球で使われるような力強い曲。RADIOHEADからこんな極太な曲は 想像つきませんが、こんな曲も作っています。トリプルギターがやはり曲を 着色して高級料理のような音楽になっています。

3.high and dryS

この曲を好きな人は非常に多いです。確かにこの曲だけ、ひずんだ、ゆがんだ音がほぼなく、 綺麗な優美な出来上がりになっている曲。おそらく、この曲の中でみせるトム・E・ヨークは ファルセットヴォイスが好きだという人は多いに違いありません。

4.fake plastic tree

「・・・」この曲に関しては言葉がでません。何度、聴きなおしても涙がで
そうになります。

5.bones

暗い感じから入る曲です。この曲はグルーブ感を感じます。ファルセットヴォイス?をさらに 裏返したような声?表現力豊かなボーカルで感情も表現している曲。

6.【nice dream】

とても綺麗な曲でタイトルも綺麗です。“the・bends”の特徴はサビがないまま、 終わるのが特徴です。この曲もサビがあるわけではないですが、良い曲です。

7.just

最初のギターリフが耳に残る、シングルカットされた曲。エモーショナルが爆発してできた曲がこの曲ではないでしょうか。

8.my iron lung

RADIOHEADを代表する曲の1つです。なんとも悲しく、切ない1曲。 この曲も無駄な音がありません。その部分、部分で使われている音も簡< 単で単純かもしれませんがどの部分も人を良いと感じさせる名曲です。

9.bullet proof..i was

ほんと暗い曲。このアルバムで1番、2番を争うくらい暗い曲だと思います。 中だるみ?と思わせますが、そういうわけでもなさそうです。

10.black star

これも好きだという人が多い曲です。語り口調のような唄が入ってきます。 そして、展開されるサビがまた、エモーショナルな1曲です。何か憂鬱さを感じさせる曲。

11.sulk

ギターとベースの音の調和がなんともいえない音から始まる曲。RADIOHEADには 中だるみと思わせる曲がないのが特徴と言えます。とにかく、1曲、1曲がメンバー全員で 全力を出し切なくなって作り、演奏するというのが聴き手に伝わってきます。

12.street spirits

この曲はRADIOHEADを聴いてる人なら知っている曲。アルペジオが印象的な曲。 これも凄い曲です。誰か、こんな曲を作った人はいるだろうか、おそらくアコースティックの ソングライターは作っていますが、こんな音には決してならない斬新な曲だと思います。革命的な曲です。

13.how can you be sure

この曲は壮大な景色を想像させる曲です。どこか崇高さすら感じさせる曲。 アルバムでは発表されていないのが残念ですが、日本の人は日本盤を聴けば入っている曲。 日本人はとても得をした感じの曲。

14.killer cars

この曲は車社会を批判した曲です。そしてボーナストラックしか入らなかった曲ではありますが、 「とても良い曲」と、誰も言うでしょう。確かに、これまでのRADIOHEADが作ってきた曲に するとノリがよく明るい曲かもしれません。アルバムの雰囲気に合わなかったかもしれないですが、 良い曲です。