AMNESIAC
2001年発表のアルバム“AMNESIAC”。このアルバムは“KID・A”を作る際にでき
た曲で入らなかった曲や"KID・A"に合わなかった曲を収録したアルバムです。しかし、
どういうわけか、“KID・A”より良い感じてしまう作品。ロックとデジタルの調和がうまくさ
れたアルバム“AMNESIAC”。
“OK・COMPUTER”からさらに進化したロックという感じです。RADIOHEADの特有
の激しさが表現され、さらにデジタル加工で表現力が増したRADIOHEAD。“KID・A”を
作る時に100曲くらい作っていたというトム・E・ヨーク。その入らなかった曲をここで発表
したアルバム“AMNESIAC”。
しかし、あまりにもクオリティーの高い楽曲が並んでいるので“KID・A”から漏れた曲に
とても思えない作品。むしろ、“KID・A”を超えているようにすら思えてしまう。“KID・A”
は雑音を集めたものと言っているので、この“AMNESIAC”は本当の曲を集めた作品
なのかもしれません。おそらく、“AMNESIAC”の方が聴きやすい作品かもしれません。
曲 AMNESIAC
1.PACKT LILE SARDINES IN ACRUSHD TIN BOX
タイトルだけでもとても長い曲ですが、“KID・A”に入っていてもおかしくない曲だと思うのですが、 打ち込みの音がかなり入った曲。そして、トム・E・ヨークのエモーショナルな声が前面に出た曲。
2.PYRAMID SONG
ビデオクリップが有名でシングルカットされた曲。ビデオクリップの映像でも不思議な世界が 描かれていまた作品。ピアノの目立つ曲。
3.PULK / PULL REVOLVING DOORS
これもデジタル音が前面に出た曲です。これは“KID・A”の雑音系の曲です。打ち込みの音と、 歌にならないボーカル。新しいRADIOHEADの特徴のある作品です。
4.YOU AND WHOSE ARMY?
トム・E・ヨークの歌が前に出た曲。おそらく、こんな曲をファンは期待したはず。しかし、この作品や “KID・A”ではほとんど、なくなったなってしまった楽曲。ピアノが入ってくるあたりから力強い曲の仕上がっています。
5.I MIGHT BE WRONG
ゆがんだギターが入り、かなりかっこいい曲。この曲を聴くと“KID・A”で入っていた曲が嘘のように感じる曲です。 特に感情的になぶり弾きに近いギターがかなり良い味を出しています。
6.KNIVES CUT
この曲も“KID・A”のような無機質な音とは違うものです。スピード感のある感じの曲。 昔に聴いたことのある感じもしますけれども・・・
7.MORNING BELL / AMNESIAC
“KID・A”でも入っていた曲。このアルバムでも入っているということはトム・E・ヨークが 気に入ってるのか、と思わせる曲です。いずれにせよ、良い曲には違いありません。編曲は、“KID・A”より かなり変わっています。“AMNESIAC”で入っている“MORNING・BELL”の方が良いと思うのですが… 何はともあれ、本当に良い曲だと思います。
8.DOLLARS & CENTS
また、元に戻ったような曲ですが、“KID・A”とは何が違うといった感じの曲。鳴らさられる楽器全てに 感情的が含まれいるという感情が含まれているという感じです。やはりRADIOHEADは感情を表現してきたバンドですので、 感情は必要不可欠のように改めて思います。
9.HUNTING BEARS
不思議なギターの音から始まる曲。長い間共鳴するギター。エフェクトも何か特殊なものに感じます。 インストだけ終わる曲です。
10.LIKE SPINNING PLATES
またもや、音にならない音から始まり、変わった音がします。一体、なんの音なのでしょう。 意外とギターの音とかありえる音です。これもデジタル音の一つに違いないのですが。もしくは打ち込みなんでしょうか。 音がフワフワしたおうなダブサウンドです。
11.LIFE IN A GLASSHOUSE
最後の曲はピアノとトランペットのような楽器が入った寂しい曲。ジャズやソウルのような曲も“AMNESIAC”では しばしばら見れるようになりました。やはり、トム・E・ヨークの聴いてたソウルやクラブミュージックの影響でしょうか。