SIGUR ROS
2002年、Sigur・Rosの2ndアルバム、"SIGUR・ROS"。このアルバムを聴いた時に「な
んて凄い作品なんだ」と感じました。音楽自体は凄い暗い感じですが作られてる曲のメロ
ディは凄く良いので何回も聴きたくなるアルバムでした。また、Sigur・Rosの持つ強い感
情が暗さを超越してしまうくらい凄いエネルギーを発してる作品。
このバンドのこの作品を紹介するのは上で十分な気もするのですが、Sigur・Rosの持
つ感情が一音、一音に表現され、その一音、一音には凄い感情とか、魂とかハートとか
が込められた音になっているため、聴いていると一音たりとも逃せない曲を作っているよ
うに思います。
エモーショナルな音楽と言えば、大体苛立ちが表現されることが多いのですがSigur・Ros
はそんな感情だけではなく繊細なハートのような優しい音も表現していて、暗いメロ
ディではあるのですが聴いて優しさのような、暖かさのようなものも感じます。Sigur・Ros
の感情は激憤のような感情だけを表現してるわけでない音楽です。
このアルバムでは後半の最後の4曲目あたりからどんどんエモーショナルが高くなって
いくこの作品が物凄いと思えたのはとりわけ最後の3曲のエモーショナルが凄すぎると
感じてしまう。かと言って最初の中盤の曲のクオリティもかなり高いのですが最後の方の
曲は異常なまでに凄い曲が並んでいます。
曲 SIGUR ROS
1.Vaka
いきなり引き込まれてしまうピアノの旋律の曲。良い曲です。
2.Fyrsta
やっぱり引き込まれてしまうゆっくりとした速さの曲。良い曲です。
3.Samskeyti
2曲目、"Fyrsta"からつながったような始まりはじまる曲。前の2曲より
少し明るくなった感じの曲です。ピアノのメロディが凄い
良い曲です。
4.Njosnavelin
突如祭りが起こったかのような激しい感じの曲。こういう作りの曲を聴い ているとクラシックの作品にそっくりに感じてしまいます。良い曲です。
5.Alafoss
凄いゆっくりとした速さで始まる曲。かなりゆっくりで暗い曲。
6.E-Bow
かなり暗いドラムの感じから始まり、暗いベースか、ギターの音が入って くる。暗く静かに盛り上がっていく曲。凄いエモーショナルな音になっていて 凄い引き込まれてしまう曲。良い曲です。
7.Daudalagid
6曲目が終わって、醒めないまま入っていくような感じの曲。静かな感じで始まりますが、 凄いエモーショナルなボーカル。良い曲です。
8.Popplagid
ギターインストのような感じのアルペジオで始まり、最後のボーカル、ドラム、ギター、ベースなど のエモーショナルが凄い曲。良い曲です。