ZOOROPA

ZOOROPA

　１９９３年、6thアルバム"ZOOROPA"。前作が素晴らしかっただけに期待をしてしまうア ルバム。この作品はまずまずの出来の作品でした。以前ほどよくなく、かといってそんな に悪くもない作品。いろんなミュージシャンの作品の中では良い方の作品。個人的には わりと好きな作品です。

　以前の"THE･YOSHUA･TREE"と"ACHTUNG･BABY"がとてもつもなく良すぎた作品だ ったのかこの"ZOOROPA"は普通に良い作品のように思います。ずっと聴いていて全く 飽きません。この作品はアルバムで物語を感じるようなそんな感じのアルバムです。わ りと聴いていて、また聴きたいと感じる作品、"ZOOROPA"。

　若干ここへ来てU2はデジタルやリズムに特徴のあるダンスミュージックやクラブミュー ジックを意識した音が取り入れられた感じの曲がとても多くなってきました。中には黒人 音楽、ソウルの音を取り入れたりする曲もとても目立ったように思います。他にＵＫのク ラブミュージックなどダンスミュージックへ進もうとしているU2を感じます。

　ダンスミュージックとU2の個性はとても合うと思います。この作品でここへ来て、変化を 求めているU2を感じるのですが、どうでしょう。この作品はそういう意味ではU2の苦悩も 表現されているのかもしれません。この"ZOOROPA"ではそんなに苦悩など感じません が何か変化を求めているように感じるアルバムです。