pinkerton  WEEZER

pinkerton

 WEEZERの待ち望んだ2ndアルバム、"pinkerton"。ところが、リバースが好きに り作過ぎて売れなかったアルバムでした。世間の評価とは反対に関係者の間ではかな り好評なアルバムでした。例えば、スピッツの草野正宗やホフデュラン、中村一義など 凄い評価をいろんなところで述べている。

 前の1stアルバムではポップな曲をたくさん作りたくさんのファンを作ったWEEZER。 この2ndアルバム"pinkerton"ではグランジの音でプログレのようなアルバムをプログ レを作った、WEEZERというよりリバースでした。プログレの音楽をするとたいてい、売 れないのが過去のバンドからわかるのですが、そんな難しい音楽をしてしまった。

 1曲目に"Tired・Of・Sex"という曲が来ています。これは1stアルバムで売れて本当に SEXの毎日だったリバース。なんでもこの時は1日、10人とSEXをしたという話しもあり ます。そのくらい売れて有名になってホテルの前に女の子が並んでいたという。それでリ バースがちょっと有頂天になったのかもしれません。

 確かに1stアルバムはとてもポップでした。対して、このアルバムは暗いアルバムにな ってしまってみんなの望んでるものではなかった作品になったかもしれませんが、簡単に はわからない、何回も聴いてこの作品の良さがわかるという、つまりは飽きがこない作 品となりました。

曲 pinkerton



1.tired of sex

ドカン!ドカン!とドラムが鳴り響いたかと思うとちょっとして、轟音のようなうなりを上げたベースの音。 どうしたらこんな音が出るんだろうというような音で始まる曲。そして、次の曲に続く。

2.getchoo

1曲目に続いた形で始まる曲。音は轟音だけど暗さがにじみ出てる曲。 そして、リバースのあんまりうまくない歌が目立つ。 他の楽器各パートは全開という感じで演奏してるという曲。

3.no other one

3曲目に来ても1曲目から勢いは全く衰えないという感じで曲が始まる。1曲目からずっと轟音がなりっぱなし。 リバースは時には金切り声で叫んでいる。凄いエネルギーを感じる曲たちといった感じです。

4.why brother?

この曲も全く、勢いを少しも下げない感じで曲が演奏されています。 少し聴きやすい感じになったかなと感じ程度で激しい曲。

5.across the sea

5曲目でやっと、多少静かになった感じの曲ですが、でも、これまでの曲が激しすぎただけ、 この曲も十分、ハードな音の曲です。1曲目からあんまり変わらない状態の曲。

6.the good life

「少しポップになった?」、「でも、なんかベースの音が変だよ」、「でも、かわいい曲だよね」、「あれ?やっぱりサビは激しいんだ」、 「ボーカルの歌がつぶれていくよ・・・」、「あれれ、やっぱり、音がゆがんできた」、これらの曲を文字で表現するのもつぶれてきてしまうアルバムです。

7.el Scorcho

確かシングルカットされてる曲。"JAPANESE・GIRL"という歌詞が気になる曲です。噂ではライブで来日すると 日本の女の子はWEEZERの部屋の前で列を作ったとか。ハードな曲です。ハードコアと言った方がいいだろうか。

8.pink triangle

美しい旋律の音で始まり、すぐに激しくなる曲。この曲のクォリティーくらいならリバースがいつでも作れるくらいの曲だろうと思う。 次の作品でこんな感じの曲が多く収録されている感じです。

9.falling for you

最後の方くらい静かになるだろうと思わせるのですが、"pinkerton"ではありえない感じ。始まりはきれな感じの音で始まるのですが、 そのあとすぐに激しくなる。このアルバムは最後までダッシュで完走しきってしまったという感じです。

10.butterfly

なぜか、この曲だけアコースティック。その唯一の静かな曲、アコースティックな曲が凄く良い曲なのです。カヴァーしたくなるような曲。 しかしながらこのアルバムの総計時間が35分くらいでよかったと思うくらい走りまくって聴き手をこの1枚のアルバムが放心状態にして 疲れさせしまいそうなくらいエネルギーのあるアルバムです。