ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHINDE
2000年、8thアルバム"ALL・THAT・YOU・CAN'T・LEAVE・BEHINDE"。"POP"の大批
判から久々に帰ってきたU2は以前の良いと言われてた頃の感じに戻してきました。だか
ら明るく、ノリの良い、そんな曲が並んでいるアルバムとなりました。U2はこの路線で行
かないといけないようです。
以前にも聴いたことがあるような感じもする曲が多いですが、U2はそういう同じような
曲が求められているのかもしれません。確かに聴いていると悪くはなく、なんとなく安心
した感じで聴いています。とはいえ、U2なりにこれまでとは違うメロディなどを作っている
ようで、よく聴くと過去にはないような曲を作ってきています。
ポップな曲を作らせると素晴らしいU2。このアルバムもやはり良い作品を作ってきまし
た。U2はあまり暗さを感じさせないバンドです。以前の"POP"などで暗い感じの曲も作っ
てましたがわりと明るい感じの曲が多く、このアルバムもそんな暗さをあまり感じない作
品になりました。
また、以前のU2にも戻った感じですがやはり新しいサウンドもこのアルバムではやは
り創り出してきています。基本は以前のU2ですがずっと聴いているとこれまでのU2では
聴いたことのないサウンドが数多く、創られています。それがやはりけっこう良い作品と
なっていました。以前のU2と新しい音の調和がうまくできたアルバムです。
曲 ALL THAT YOU CAN'T
LEAVE BEHINDE
1.Beautiful Day
以前のU2らしい曲です。アップテンポの明るい感じの曲。
2.Stuck In A Moment You Can't Get Out Of
甘い感じのゆっくりとしたメロディの曲。良い曲です。
3.Elevation
凄く輪状感のあるU2らしい曲。良い曲です。
5.Kite
これまでのU2とは違う爽快感のある曲。良い曲です。
6.In A Little While
ボーカルの目立つ、他のパートは抑え気味の曲。暗くは感じないです。
7.Wild Honey
U2には珍しくアコースティックな感じの曲。爽快感のある気持ち良い感じの曲。
8.Peace On Earth
わりと静かな優しい感じの曲。良い曲です。
9.When I look at The World
これまでのU2にない新しいサウンドの曲。不思議な幻想的なサウンド。良い曲です。
10.New York
アメリカ、ニューヨークを意識したのかグランジを意識した音作りの曲。しかし凄い爽やかな感じの曲です。
11.Grace
最後らしい静かな曲。メロディというよりわりとゆっくりとしたリズムの多い曲。