MIDNITE VULTURES BECK

MIDNITE VULTURES

 1999年のBECKの3rdアルバム、"MIDNITE・VULTURES"。また、これまでと違う 音楽をしてきたので驚きでいっぱいです。「まだ、変えれるのか」という意味で。他のバン ドとかなら、とっくに音楽が固まって、同じような音楽をしてくるのですが、BECKはまた、 音楽を変えてきました。

 BECKの凄いところはこれまでの作品でも、曲の中でかなり変調させてくるアーティス ト。これまでの作品も聴くと才能に溢れていると認めさせてしまう。"ODELAY"で、もう 完成されていると思わせたが、この3rdアルバム、"MIDNITE・VULTURES"でもま た、音楽が変わって、これまでと違った作品を作ってきた。凄いとしか言いようがない。

 これまで、ハードなきしんだようなグランジの音をうまく、取り入れ聴きやすくしていた のですが、この"MIDNITE・VULTURES"でもさらにまた、聴きやすく、さらにポップに してきた。このアルバムを聴くと、まだ、できるというのを実感してしまう。BECKの才能 は枯渇がないんだろうかと思わせてしまう作品。

 これまでにやってきていたルーツの音楽は同じなのですが、ブルース、ヒップホップな どの音楽。その音楽を作品を出すごとに少しづつ、変えて、この作品が生まれたという 感じなのですが、こんなにポップにしてしまったBECKは凄いとしか言いようがありませ ん。なぜ、ここまでポップにできるのでしょうか。これは才能ですね。



曲 MIDNITE VULTURES



1.Sexx Laws

派手なトランペットで始まる凄い明るい曲。シングルカット曲。

2.Nicotine &Gravy

普通なら凄い暗くなる曲なはずなのですが、なぜかかっこ良くなっている曲。そして、凄い転回のする曲。

3.Mixed Bizness

コメディアンの主題歌になりそうな凄くたのしそうな曲。いつの頃かダンスが流行ってた時のテイストがいっぱいの曲。

4.Get Real Paid

「なんだ、なんだこのテクノ(電子音)は」と思ってしまう始まりの曲。テクノんだんけど・・・カルチャーショックを受けてしまう曲。

5.Hollywood Freaks

BECK得意のヒップホップなんですけど、良い意味でどこか違う感じ。かっこ良いと思う曲。

6.Peaches & Cream

お次はハードなうねりをあげたギターの音から始まる曲。やはり黒人色の強い曲が始まる。 とてもソウルフルな曲。

7.Broken Train

ガラクタで音楽を作ったような音楽。なんか名前があったんですが…「ポカスカ♪」いってるわりには良い曲なんです

8.Milk & Honey

BECKがこんなタイトルをつけたからかなり期待した曲。BECKの音楽=かわいい曲と 思っていると、けっこうハードロックだった曲です。

9.Beautiful Way

ゆっくりとしたきれいなバラード曲。

10.Pressure Zone

ハードなギターリフから始まる曲。少し速目のグルーブ感のああるロックっぽい曲。

11.Debra

静かなオシャレな曲。確かに最後っぽい曲ですが、普通のバンドとかではない曲。 BECKならではの最後の曲です。