THINK TANK
2003年発表のBLURの7thアルバム、"THINK・TANK"。4年ほどあいてできたアル
バム。その間にデモーン・アルバーンはGORILLAZというバンドを始めてしまいました。
そのせいか、これはGORILLAZの影響をかなり受けています。さらに、グレアム・コクソ
ンの脱退で、これまでとはかなり違う作品ができあがりました。
これは良い方向には作用せず、最悪の出来になってしまいました。これまでずっとロックを
やってきたBLURでしたが、デーモンのGORILLAZの影響でヒップホップの音が入
って、ロック好きのファンばかりのBLURでしたので、この作品には違和感を覚えてしま
うのは避けれなく、さらに作品自体そのものもあまり良い出来ではありませんでした。
この出来の悪い作品はさながら、もう往年のロックスターの装い。一時期を築いたロック
スターが何年かしてとりあえず、音を整えて出すような商業的な作品。グレアムが抜け
たせいでしょうか。そのグレアムの脱退の理由もやはり、デモーンとの作品に対する意
見が違ったという言います。作品はひどく、グレアムの態度が正しく思えました。
前作品、"13"でデジタルロックに変えてきたBLURは前作ですでにクラブミュージック
に近い音楽をしていました。さらにデモーンがGORILLAZに力を入れ過ぎたBLURは
この作品"THINK・TANK"は手抜きになってしまって、こんなにひどい作品になってしまい
ました。BLURはもうやりつくしたのだろうか・・・
曲 THINK TANK
1.AMBULANCE
デジタル音の入ったゆっくりとした曲。
2.OUT OF TIME
少し速いテンポで、歌線の曲。
3.CRAZY BEAT
このアルバムではノリの良い曲。わりと良い曲です。
4.GOOD SONG
ゆっくりとした優しい曲。わりと良い曲です。
5.ON THE WAY TO THE CLUB
クラブミュージックのような曲。
8.BROTHER AND SISTERS
ギターの音が入りながらもクラブミュージックより音楽。
7.CRAVAN
暗く気だるい曲。
8.WE'VE GOT A FILE ON YOU
ノリが良く激しい曲。このアルバムではましな方かな・・・
9.MOROCCAN PEOPLES REVOLUTIONARY BOWLS CLUB
GORILLAZの影響はやはりある感じです。わりと明るく聴ける曲。
10.SWEET SONG
このアルバムで一番良い曲かもしれません。バラード調の曲。良い曲です。
11.JETS
BLURの不思議な世界の曲。タイトルは速そうだけど、わりとゆっくりしている曲。
12.GENE BY GENE
これも不思議な感じ。駄作かもしれません・・・
13.BATTERY IN YOUR LEG
最後らしい1曲です。でも、このアルバムに入ってる曲はどれもいまいちかもしれません。
∞.Secret Track
BLURなりのデジタルミュージックのようです。変調は良い感じです。